横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)が17日、東京・両国国技館で、平幕の貴ノ岩への暴行問題について、鳥取県警から事情聴取を受けた。

 午後9時16分に約8時間に及ぶ事情聴取を終えた日馬富士は車に乗り込むと、約50人の報道陣に待ち構えられた。両国国技館から出ようにも、カメラマンに囲まれて立ち往生。車に乗り込み、公道に出るまでの約50メートルの距離を移動するのに、10分も要した。その間、無数のフラッシュを浴びた日馬富士は、運転手の後ろの席で表情を変えることなく座っていた。

 車を四方八方から囲んだ報道陣約50人に対して、警備員は3人だけで、「危ないだろ!」「もう十分撮らせただろ!」などと怒号が飛び交った。日馬富士が乗った車が公道に出てようやく走りだすと、報道陣が用意した追跡用のバイク約20台が一斉に追いかけた。