大相撲で負傷を抱える白鵬、稀勢の里、鶴竜の3横綱が4日、東京・両国国技館で行われた錦島親方(元関脇朝赤龍)の引退相撲に参加した。

 両足親指のけがで初場所を途中休場した白鵬は取組に入ったが「まだ駄目だな。今までの流れで焦っていいことはない」と慎重な姿勢を示した。両足親指は黒ずんでおり、不安がある左足首にテーピングを施していた。

 1日に左足首付近の手術を受けた鶴竜は綱締め実演のみ。2月中旬ごろまで安静にしてから、四股などで体を動かす意向で「春場所(3月11日初日)に間に合うように早めに手術をやった。しっかり努力していきたい」と話した。

 左大胸筋などのけがで5場所連続休場中の稀勢の里は取組に入らず、土俵入りのみ。「しっかり頑張っていく」と気を引き締めた。