大相撲春場所(3月11日初日・エディオンアリーナ大阪)を新十両で迎える炎鵬の昇進祝賀会が18日、東京都内で行われ、兄弟子の横綱白鵬ら約200人が年6場所制となった1958年以降で最速(幕下付け出しを除く)に並ぶ所要6場所のスピード出世を祝った。

 体重92キロの小兵ながらひねり技などの鮮やかな攻めを武器に昇進。炎鵬は「皆さんの指導のおかげ。春場所では2桁勝ちたい」と力強く語った。

 しこ名の名付け親でもある白鵬は「体の大きい人に気持ちで負けないようにと思って、3時間近く考えた」と由来を明かした。さらに「5月の夏場所までに110キロにしてほしい」と厳命。これに炎鵬は「まず100キロを目指します」と小声で意気込んだ。白星は2桁、体重は3桁が当面の目標だ。