10勝以上で大関復帰を狙う関脇栃ノ心(31=春日野)が怪力を発揮し、白星をつかんだ。

千代大龍の強烈な当たりに耐え、左を差した。機を見て右も差し込み、もろ差しで深々と両まわしを引くと、198キロの巨体を2度つり上げ、寄り切った。

「緊張は少しあったけど、焦らなかったね」。豪快な“クレーン相撲”には「気持ちいいよ。(今場所)あと何回つれるかな」とニヤリと笑った。