大関復帰に挑戦する関脇照ノ富士(29=伊勢ケ浜)に土がついた。平幕の阿武咲にもろ差しを許し、抱え込む体勢から立て直すことができず、最後は押し出された。

平幕で唯一勝ちっ放しだった妙義龍は、逸ノ城を寄り切って単独トップに立った。


5日目の取組模様を写真で振り返ります。


大相撲春場所 全取組詳細

大相撲春場所見どころ


十両


徳勝龍突き落とし炎鵬
徳勝龍(右)を突き落としで破る炎鵬(撮影・鈴木みどり)
徳勝龍(右)を突き落としで破る炎鵬(撮影・鈴木みどり)

幕内


魁聖寄り倒し大奄美

☆魁聖(黒星発進から4連勝)「久しぶりの印象だからうれしい。自分の相撲だったけど、重い相手と稽古していないから、なかなか寄り切れなかった。ちゃんとまわしを取れたらもっと楽に寄り切れた」

大奄美(左)を寄り倒しで破る魁聖(撮影・河田真司)
大奄美(左)を寄り倒しで破る魁聖(撮影・河田真司)

千代丸突き出し剣翔
剣翔(左)を突き出しで破る千代丸(撮影・鈴木みどり)
剣翔(左)を突き出しで破る千代丸(撮影・鈴木みどり)

琴恵光上手投げ英乃海

☆英乃海「よく粘れたかなと思います。まだ序盤だけど、体は動いているかな。(幕内で)勝ち越したことないんで、勝ち越しを目指していい相撲をとりたいと思います」

琴恵光(左)を上手投げで破る英乃海(撮影・鈴木みどり)
琴恵光(左)を上手投げで破る英乃海(撮影・鈴木みどり)

照強寄り切り豊山

★豊山「逆にくるんじゃないかと思ったが、言い訳にはならない。反応できなかった自分が悪い」

豊山(左)を寄り切りで破る照強(撮影・中島郁夫)
豊山(左)を寄り切りで破る照強(撮影・中島郁夫)

明瀬山上手出し投げ千代翔馬

☆千代翔馬(明瀬山とは)「十両で何度も対戦した。前みつを取らせないように張りながら前に出た」

★明瀬山(序盤5日間を終えて)「ちょっと疲れている。あと10日頑張りたい。(自身のしこ名が入ったタオルを掲げるファンが増えており)うれしいです、自分のタオルを見つけたら。でも遠くまでは見えない。(取組中は)メガネを外しているので」

明瀬山(下)を上手出し投げで破る千代翔馬(撮影・河田真司)
明瀬山(下)を上手出し投げで破る千代翔馬(撮影・河田真司)
取組後のリモート取材に応じた去り際、入れ替わりで取材対応に入った明瀬山の背後に立ち続ける千代大龍
取組後のリモート取材に応じた去り際、入れ替わりで取材対応に入った明瀬山の背後に立ち続ける千代大龍

千代大龍押し出し碧山

☆碧山(千代大龍とは)「何回もやったことある相手。自分のペースになるよう、立ち合いだけは負けないよう意識した」

★千代大龍「ぶざまな相撲ですみません。(序盤5日間を終えて自身の状態で気になるところは)全くない。元気いっぱいです」

千代大龍(左)を押し出しで破る碧山(撮影・中島郁夫)
千代大龍(左)を押し出しで破る碧山(撮影・中島郁夫)

千代の国突き倒し竜電
竜電(下)を突き倒しで破る千代の国(撮影・中島郁夫)
竜電(下)を突き倒しで破る千代の国(撮影・中島郁夫)

翠富士寄り切り翔猿

☆翔猿「我慢勝ちできてよかったです。(本来)速い相撲なんですけど、2日連続長いんで。でも勝ったんで元気です」

翠富士(左)を寄り切りで破る翔猿(撮影・鈴木みどり)
翠富士(左)を寄り切りで破る翔猿(撮影・鈴木みどり)
翔猿に寄り切りで敗れ、険しい表情を浮かべる翠富士(撮影・河田真司)
翔猿に寄り切りで敗れ、険しい表情を浮かべる翠富士(撮影・河田真司)

琴ノ若突き落とし豊昇龍

☆豊昇龍「集中していった。勝ってよかった。次の相撲も集中していきたい」

琴ノ若(下)を突き落としで破る豊昇龍(撮影・中島郁夫)
琴ノ若(下)を突き落としで破る豊昇龍(撮影・中島郁夫)

玉鷲押し倒し

☆玉鷲「結構危なかった。若手に負けないようにもっと力をつけなきゃ。最初に押し込まれたときに本当は危なかった」

輝(下)を押し倒しで破る玉鷲(撮影・中島郁夫)
輝(下)を押し倒しで破る玉鷲(撮影・中島郁夫)

栃ノ心寄り切り隠岐の海
隠岐の海(右)を持ち上げる栃ノ心(撮影・河田真司)
隠岐の海(右)を持ち上げる栃ノ心(撮影・河田真司)

逸ノ城寄り切り妙義龍

☆妙義龍(5連勝に)「まあまあ気分よくやれてます。相撲に自分の流れがある感じで、いいんじゃないですか」

逸ノ城(右)を寄り切りで破る妙義龍(撮影・河田真司)
逸ノ城(右)を寄り切りで破る妙義龍(撮影・河田真司)
逸ノ城(右)を寄り切りで破る妙義龍(撮影・河田真司)
逸ノ城(右)を寄り切りで破る妙義龍(撮影・河田真司)
逸ノ城を寄り切りで破り、勝ち名乗りを受ける妙義龍(撮影・河田真司)
逸ノ城を寄り切りで破り、勝ち名乗りを受ける妙義龍(撮影・河田真司)

遠藤寄り切り志摩ノ海

★志摩ノ海「立ち合いが悪かったのと頭がすぐに上がってしまった。体は悪くないんで、ちゃんと修正していければと思う」

志摩ノ海(右)を寄り切りで破る遠藤(撮影・中島郁夫)
志摩ノ海(右)を寄り切りで破る遠藤(撮影・中島郁夫)

高安突き出し霧馬山

☆高安「前に出て勝負を決められたのが良かった。組み止めてと思ったけど、流れで前に出られた。千秋楽まで優勝争いに加われるように頑張りたい」

霧馬山(左)を突き出しで破る高安(撮影・鈴木みどり)
霧馬山(左)を突き出しで破る高安(撮影・鈴木みどり)

大栄翔押し出し御嶽海

☆大栄翔「まだまだホッとしたらいけないけど、とりあえず初日が出たので、ここから乗っていきたい。最後まで自分の相撲が取れるようにしたい」

御嶽海(右)を押し出しで破る大栄翔(撮影・中島郁夫)
御嶽海(右)を押し出しで破る大栄翔(撮影・中島郁夫)
御嶽海を押し出しで破り、懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる大栄翔(撮影・河田真司)
御嶽海を押し出しで破り、懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる大栄翔(撮影・河田真司)

宝富士押し出し隆の勝

☆隆の勝「自分から攻められたのがよかったと思う。この調子で前に出る、自分らしい相撲をとっていきたい」

宝富士(右)を押し出しで破る隆の勝(撮影・鈴木みどり)
宝富士(右)を押し出しで破る隆の勝(撮影・鈴木みどり)

照ノ富士押し出し阿武咲

☆阿武咲(全勝だった照ノ富士に快勝)「思い切りいこうと思っただけなんで、勝ててよかった。小手投げを警戒して、自然と体が動いてくれた。休んだらダメ。そういう相撲がしっかりとれてよかった」

照ノ富士(上)を押し出しで破る阿武咲(撮影・鈴木みどり)
照ノ富士(上)を押し出しで破る阿武咲(撮影・鈴木みどり)
阿武咲に押し出しで敗れた照ノ富士(撮影・河田真司)
阿武咲に押し出しで敗れた照ノ富士(撮影・河田真司)

正代寄り切り若隆景

☆若隆景(2大関撃破に)「下から攻めていこうと思ってたんで、我慢していけたのがよかった。(6日目は大関朝乃山)思い切って自分の相撲をとるだけです」

★正代「立ち合いで立ち遅れたかもしれない。立ち合いが遅れて圧力をかけられていない。そこは調整しないといけない。ケガも足首も問題はない。どこかで盛り返したい」

正代(左)を寄り切りで破る若隆景(撮影・中島郁夫)
正代(左)を寄り切りで破る若隆景(撮影・中島郁夫)

貴景勝押し倒し北勝富士

☆北勝富士「一気に持っていかれないよう、辛抱して下からいった。立ち合い、しっかり当たれているのが結果につながっている」

貴景勝(左)を攻める北勝富士(撮影・鈴木みどり)
貴景勝(左)を攻める北勝富士(撮影・鈴木みどり)
貴景勝(右)を押し倒しで破る北勝富士(撮影・中島郁夫)
貴景勝(右)を押し倒しで破る北勝富士(撮影・中島郁夫)
貴景勝(右)を押し倒しで破る北勝富士(撮影・中島郁夫)
貴景勝(右)を押し倒しで破る北勝富士(撮影・中島郁夫)

明生寄り切り朝乃山

☆朝乃山「やっと前に出る自分らしい相撲がとれた。これをきっかけに前に出る相撲をとりたい」

危なげない相撲で明生(手前)を寄り切りで破る朝乃山(撮影・中島郁夫)
危なげない相撲で明生(手前)を寄り切りで破る朝乃山(撮影・中島郁夫)