日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で理事会を開き、7月場所(7月4日初日)を2年ぶりに名古屋・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催することを発表した。昨年は東京・両国国技館で開催しており、名古屋での開催は19年以来となる。

報道陣の電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)によると、7月場所では両国国技館を使用できない事情があったという。両国国技館は東京五輪のボクシング会場として使われ、7月24日から競技が始まる。7月場所は同月18日に千秋楽を迎えるため開催期間は重ならないが、設営期間などもあるため、名古屋開催の判断に至った。

開催方法は東京場所を踏襲する。1日の入場者数の上限は3800人で、会場の収容人数の50%以内。4人マス席は2人で使用する形となる。

開場時間は変わらず午後1時。観客のマスク着用、声援を控えて拍手での応援の推奨、座席での最低限の水分補給以外は不可、アルコール飲料の持ち込み禁止など、引き続き感染防止策が徹底される。