大相撲九州場所(11月14日初日、福岡国際センター)の新番付が1日、発表された。秋場所、西前頭2枚目で9勝6敗の成績で、新三役(西小結)に昇進した霧馬山(25=陸奥)が、オンラインで会見に臨んだ。

-今の思いは

霧馬山(以下霧) 朝から本当にうれしいです。

-入門前に小結の地位とは

霧 めっちゃ遠いと思っていた。上がることができて本当にうれしいです。

-ここまで振り返り

霧 つらい時もありましたが乗り越えて、本当によかったと思う。何回も帰りたいと思ったことあったんで。無理と思って。最初、全部つらかった。入門した時、お父さん、お母さん一緒に来たんですよ。2人帰った時、一緒に帰りたかった。でも自分の中でやるしかないと。(ここまで)長かった。けがもあってもっと早く上がりたかった。

-けがとは

霧 膝けがして1場所休んで。

-何がよかった

霧 稽古ちゃんとやって、親方の指導を受けてここまでこれたかなと。

-自信になった相撲は

霧 先場所、両大関に勝って強くなったと。まだまだ全然ですけど、大関に勝って自信になった。自分の相撲をとって勝てたんでよかったと思う。

-体も大きくなった

霧 前より体も大きくなった。稽古やりながら体も大きくして鍛えてきました。そんな食べれないですけど相撲も変わってきました。今、142、143キロぐらい。(目標は)145キロぐらい。今ぐらいの体重で頑張りたい。

-長い相撲が多いが

霧 本当は長い相撲とりたくないが、どうしても長くなってしまう。最後まで我慢して勝った時はめっちゃうれしいですけど。そんなスタミナないですけど。気持ちで負けないように。

-合同稽古では

霧 立ち合いの当たりとかしっかりいこうかなと。いい稽古になったと思う。

-序盤で上位戦

霧 初日から自分の相撲とって15日間、頑張っていきたい。(横綱戦)自分の相撲とるように、負けても勝っても。

-九州場所の目標

霧 15日間、自分の相撲をとって勝ち越したい。

-鶴竜親方からは

霧 立ち合い、ちゃんと当たれと。上位と当たる時は特に。

-師匠は

霧 もっと稽古頑張らないと落ちちゃうぞと。自分の中でも、そう思ってやっている。

-さらに上を

霧 入門した時に「横綱を目指したい」と言った。その前に順番があるんで。まずは関脇を目指したい。