日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が報道陣の代表電話取材に応じ、大相撲九州場所千秋楽翌日の29日から12月12日までの力士ら協会員の行動制限について、協会独自の規制を解除することを明かした。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、協会は昨年3月の春場所以降、独自の規制を敷いてきた。外食などの不要不急な外出自粛をはじめ、後援会関係者らの稽古見学も原則禁止にするなど、極力、外部との接触を避けるようにしていた。しかし、今回の規制解除に伴って期間中の力士らの外出は自由になり、後援会関係者らなどの朝稽古見学やちゃんこ同席も可能になるという。芝田山広報部長は「国内の感染状況が沈静化していることから、協会独自の規制を解除します」と解除理由を説明した。

2週間は自由な生活が送れることになったが、協会は「居住地の自治体の指示、要請を確認しつつ行動して下さい」と協会員らに通達するなど、自覚ある行動を求めた。