日本相撲協会は27日、大相撲春場所が開催されているエディオンアリーナ大阪内で同場所の三賞選考委員会を開き、受賞力士及び候補力士が決まった。

殊勲賞は、14日目まで12勝2敗で優勝争いで高安(32=田子ノ浦)とともにトップを並走する、新関脇の若隆景(27=荒汐)が、13勝2敗で優勝した場合に受賞となる。13勝2敗の優勝は、本割で若隆景が大関正代(30=時津風)に勝ち、高安が関脇阿炎(27=錣山)に負けた場合、もしくは両者ともに本割で勝ち13勝2敗で並び、優勝決定戦で若隆景が勝った場合となる。

敢闘賞は、高安の5回目の受賞(三賞は10回目)が決まった。また、先場所に続き優勝決定ともえ戦進出の可能性を残す西前頭6枚目の琴ノ若(24=佐渡ケ嶽)も、ここまでの活躍が評価され2場所連続3回目の受賞(三賞も同じ)が決まった。

技能賞は、おっつけを武器に押し相撲が評価された若隆景の5場所ぶり3回目の受賞(三賞も同じ)が決まった。