大相撲の平幕の阿武咲(26=阿武松)が8日、結婚したことを発表した。

お相手は同郷の青森県出身の幼なじみで、氏名や年齢は非公表。阿武咲は「結婚をしたことで気持ちが一層引き締まる。支えてくださる周囲の感謝を改めて感じられた。これからは一人ではなく、家族を背負っていくという自覚が生まれてきた。いつまでも子どもではなく、もっともっと精神的に大人になっていきたい」とコメントを発表した。

青森県中泊町出身の阿武咲は、中里中2、3年時に全国都道府県中学生選手権の個人戦で史上初の連覇を達成した。青森・三本木農高1年時には国体少年個人で優勝。1年時に同校を中退して阿武松部屋に入門し、13年初場所で初土俵を踏んだ。17年夏場所で新入幕、同年九州場所で新小結に昇進。東前頭15枚目で臨んだ7月の名古屋場所は10勝5敗と勝ち越した。

「家族がいるから、もっともっと上にいって養っていかなければいけない。これからは三役定着、それ以上の番付を目指したい。優勝もしたい。妻とは子どもの頃から同じ空気を吸って育ったので、食べるものも似ている。一緒にいて気持ちが楽で楽しい」と人生の伴侶を得た阿武咲が、18年初場所以来の小結、そしてさらなる上への番付を見据えた。