新関脇として臨む大相撲秋場所へ、豊昇龍(23=立浪)が臨戦態勢に入った。8日、所属する東京・立浪部屋での稽古後に取材に応じ、「良い感じに体も張ってきた。あとは場所が楽しみ」と、充実した調整が積めていることを明かした。

この日は平幕の明生らと申し合い稽古を行い、5勝6敗。明生には2勝6敗と苦戦したが、幕下以下には全勝。スマホで自身の相撲を動画撮影し、一番終わるたびに稽古場に置かれたモニターでチェック。気づいた点をあぶり出して、次の一番で改善を図ろうとしていた。千葉・柏日体高(現在は日体大柏)の恩師で現在は「相撲少年団」監督の永井明慶氏から薦められたと言い「相撲を取った後にすぐ見れるじゃないですか、すごい便利ですよ。自分の悪いところがすぐ分かる」と効果を実感していた。

ハイテク機器を活用して順調に調整を重ね、新関脇として臨む秋場所。「もちろん2桁を目指して頑張ります。何よりケガしないことが一番大事なので。そういうところをしっかりすればいいかな」と意気込みを語った。