日本相撲協会審判部が6日目の取組編成会議を開き、大関経験者の東幕下4枚目朝乃山(28=高砂)と西十両12枚目徳勝龍(36=木瀬)の対戦を組んだ。朝乃山は19年夏場所で、徳勝龍は20年初場所で幕内での優勝経験がある。十両の土俵で幕内優勝経験同士が対戦するのは史上初となる。

この日に白鷹山を破った朝乃山は、一番相撲から3連勝で勝ち越しに王手をかけた。来年1月の初場所での十両復帰のためにも、まずは4連勝で勝ち越しを決めたい。取組後には「(勝ち越しは)通過点。自信を持って1日一番、自分の相撲を取りたい」と意気込んでいた。6日目は6場所出場停止処分明けから初めて、十両の土俵に大銀杏(おおいちょう)姿で上がることになる。