左膝の負傷で3月の大相撲春場所を途中休場した大関貴景勝(26=常盤山)が8日、夏場所(14日初日、東京・両国国技館)に向けて都内の部屋で稽古した。

相撲は取らず四股やすり足といった基礎運動などで汗を流し、時折、若い衆の稽古を見つめながら押し方について助言を送ったり、「3年先の稽古だぞ」とハッパを掛けたりしていた。

この日は取材に応じず、師匠の常盤山親方(元小結隆三杉)が6度目のかど番として臨む大関について「(夏場所は)もちろん出る予定です」と代弁した。