日本相撲協会の八角理事長(60=61代元横綱北勝海)が2日、東京・両国国技館で還暦土俵入りを披露した。4年ぶりに一般公開された、横綱審議委員会の稽古総見後に行い、総見を見学したファンや関係者約4000人を前に、約1分半の堂々とした雲竜型の土俵入りを披露した。

支度部屋で関係者と記念撮影などで過ごした後、報道対応した八角理事長は、現役時の師匠だったNHK相撲解説者の北の富士勝昭さん(元横綱)について言及。

八角部屋創設から30年の節目だが「周りが本当に応援してくれたからこそ、ここまでできた。最初は北の富士親方(当時九重親方)の関係者、知り合いがほとんど」と、北の富士さんの後援者が、そのまま八角親方を支援する形で引き継がれたことを説明。そして、北の富士さんについて「先日、退院しましたよ」と近況を語っていた。