大相撲の新横綱豊昇龍(25=立浪)が8日、春場所(9日初日、エディオンアリーナ大阪)を翌日に控えて最終調整した。
大阪市内の立浪部屋で朝稽古。浴衣姿での四股やストレッチで体をほぐし、最後は締め込み姿でぶつかり稽古をこなした。横綱デビュー場所を目前に控え、「わくわくしているけれど、怖いのは怖い。やるしかない」。先場所までとの心境の変化については「そりゃ違うでしょう」と力を込め、横綱としての責任の重みをにじませた。
初日に小結阿炎、2日目は東前頭筆頭の若隆景と対戦する。阿炎には2連敗中で若隆景には2連勝中だが「番付は変わったけれど、やる相手は変わらない」。あくまで自然体で構える。
責任感は強まったが、重圧はない。この日もリラックスした表情で取材対応。15日に間毎日東の花道から土俵に上がり、結びの相撲を取ることについては「夢だった」とうれしそうに語った。最高位の力士として常に結果が求められるが、「いつも優勝のことを考えたことはない。1日一番というタイプなので。しっかり集中すれば結果はついてくる」。これまでと変わらず、まずは目の前の相撲に全力を注ぐ。【奥岡幹浩】

