横綱昇進を確実にした大関大の里(24=二所ノ関)が、2場所連続優勝の喜びを語った。

25日、茨城・つくば市内のホテルで行われた部屋の千秋楽パーティーに出席。囲み取材に応じ「最後負けちゃいましたけど、ほんとに長い15日間がようやく終わったなっていう実感がある」と一息ついた。今何がしたいかとの問いかけには、「ゆっくりしたい。1人になりたい」と安堵(あんど)感をにじませた。

13日目に2場所連続4度目の優勝を決めた。千秋楽のこの日は、横綱豊昇龍に敗れ、21年秋場所の横綱照ノ富士以来4年ぶりの全勝優勝はお預けとなったが、「しっかり調整して準備したつもり。それが優勝という形で終われて、ほんと良かった」と胸をなで下ろした。26日の横綱審議委員会、28日の番付編成会議と臨時理事会を経て、正式に「第75代横綱大の里」となる。「夢でもあって、それに手が届いたってことはうれしいですし、それ以上に責任感も出てくると思う。しっかりと自覚ある行動をとって頑張りたい」と気を引き締めた。

地元の声援を力に変えていた。石川・津幡町出身。3月の春場所後には、能登半島地震の被災地を極秘訪問した。「僕が元気を与えに行く立場なのに、僕がたくさんのパワーをいただいた」。小さな体育館に数百人の「応援団」が集まってくれたことで、がぜん、気合が入ったという。

「絶対に決めたいという気持ちがあった。やっぱり石川県は輪島さんから横綱が出てない。自分の活躍で少しでも能登や石川県に明るい話題が届けられたのかなと思うんで、また元気になってくれたのかな」

これからも、自らの活躍で明るい話題を届けていく。