2場所連続で十両優勝を果たした草野(24=伊勢ケ浜)が6月30日、初土俵から8場所目を前に初めてマゲを結った。

名古屋場所(13日初日、IGアリーナ)での幕内昇進が決まり、記者会見で披露した。新入幕で大活躍した部屋の兄弟子、尊富士と伯桜鵬に続く活躍を誓った。

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草野は、マゲを気にしながら会見場にやってきた。会見の約30分前に初めて結ったばかり。新師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)や尊富士らから、祝いのコンパチ(デコピン)をもらった。「似合ってるかわかんないですけど、ちょっと違和感が…」と言いつつも「やっぱりまげを結ったことによって、力士になった実感がわいてきます」とも話した。

入門8場所目での新入幕。まだ負け越しがない。学生横綱をへて、幕下60枚目格付け出しデビューから十両までは5場所を要したが、十両は連続優勝して2場所で通過。「生活のリズムにも慣れたものもありますし、トレーニングとか自分に時間が使えるようになったことが大きい」と話す通り、一気に覚醒してきた。

兄弟子の伯桜鵬は23年名古屋場所で優勝争いを演じて11勝、尊富士は24年春場所で110年ぶりの新入幕V。草野は、2人の新入幕場所を忘れない。「強気な相撲取られてるんで、遠慮しないで。自分もまねして、もう新入幕は関係なくガンガン攻めて、2人に並べるように頑張っていきたいです」。師匠交代に伴い改名はまだ先だが、活躍できる準備はすでに整っている。【佐々木一郎】