大相撲の関脇大栄翔(31)と西前頭7枚目遠藤(34=ともに追手風)が、名古屋場所(13日初日、IGアリーナ)を初日から休場することが決まった。11日、日本相撲協会がIGアリーナで開いた取組編成会議で決めた初日、2日目の割に、2人は入らなかった。師匠の追手風親方(元前頭大翔山)が報道陣の電話取材に応じ、大栄翔は右ふくらはぎ痛による休場、遠藤は前日10日に都内で右膝手術を行ったと明かした。
今場所が7場所連続三役の大栄翔は、結果次第では場所後に大関昇進の可能性があった。追手風親方は、大栄翔の途中出場について「出られたらいいけど、どうなるか分からない」と、今後の回復次第とした。もともと埼玉・草加市の部屋での稽古で痛めていたという。快方に向かっていたが、名古屋場所に向けて移動し、部屋宿舎を構える三重・四日市市で稽古を重ねていた今月上旬に悪化させた。「日にちが経って(筋肉などが)くっつけば相撲を取れる。まずはケガを治すこと。焦っても仕方ないので」と、回復が遅れれば、全休の可能性もあると説明した。
全休、もしくは途中出場しても勝ち越せなければ、常々目標に掲げていた大関とりはふりだしに戻る。令和に元号が変わってからは、前頭4枚目までの番付を維持していたが、大きく落とす可能性が出てきた。また、コロナ禍で部屋に感染者が出て休場を余儀なくされたケースを除き、初土俵以来、続けてきた連続出場は1070回で止まった。
遠藤は前夜に手術が終わった後、追手風親方に「無事に終わりました」と、電話連絡があったという。手術は内視鏡によるものではなく「開いて手術した」(追手風親方)。今回は右だけだが、両膝ともに痛めているだけに、場合によっては今後、左膝も手術などを行う可能性もあるという。
今場所の全休は確実で、来場所は十両転落が濃厚となった。追手風親方は「(復帰に)1、2カ月はかかる。とりあえず来場所に向けて頑張るということ」と、9月の秋場所で出場できることを願っていた。
また十両では、生田目が初日から休場することが決まった。

