15年のAKB48じゃんけん大会に優勝したAKB48藤田奈那(21)が29日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた劇場公演で、グループ卒業を発表した。卒業公演などの日程は未定で、最後の握手会は12月23日になるという。

「13歳でAKB48に入って、9年目になりました。卒業を考えたことは何度もあったけど、少しでもAKB48に何かを残してから卒業したいという思いがあってここまでいました」。5月に劇団れなっちの「ロミオ&ジュリエット」に、ダブルキャストの主人公ロミオ役で出演。「ロミジュリでは、大好きな舞台という場で、大好きなAKB48に少しでも貢献できたような期がして、やり残したことはないと感じました」と、卒業を決意したタイミングを明かした。

終演後には自身のブログで「寂しい気持ちはあります。でも、迷いはありません。わたしはいまここで新たな一歩を踏み出したいです」(原文まま)と決意を語った。今後は舞台女優を目指して活動する。

藤田は10年にAKB48の10期生として加入した。同6月に劇場公演デビューし、当初からダンス力の高さに定評があった。15年にはじゃんけん大会で優勝。ソロCDデビュー曲「右足エビデンス」を劇場公演やコンサートの人気曲に育て上げた。

藤田の卒業で、10期生は加藤玲奈(21)と、タイ・バンコクのBNK48に移籍した伊豆田莉奈(22)ら4人になる。加藤は公式ツイッターで「発表お疲れ様。日本にいる10期1人だよー あのね、、、結構寂しいよ」とつづった。