NGT48ゲーム部がゲーム動画アプリ「OPENREC.tv」で先月27日から配信のアイドルグループ対抗「Kaepa Cup ぷよぷよeスポーツ」に出場しました。賞金総額100万円を懸けた8チームによるトーナメント戦。中村歩加部長(22)と西潟茉莉奈(25)が熱戦を繰り広げ、ゲーム部にとって初の対外試合で4位の結果を残しました。【大友陽平】

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ゲーム部が初の大会に挑んだ。「(今回参加できなかった部員の西村)菜那子の分まで頑張る!」と意気込む2人。人気パズルゲーム「ぷよぷよ」が得意な西潟がリードしながら、収録開始ギリギリまで2人で練習に励んだ。

初戦の相手はHKT48組。3本先取(5本)の戦いで幸先よく連勝し、その後追いつかれるも、西潟が冷静な戦いぶりで勝利。姉妹グループの思いを背負って臨んだ準決勝で最大の見せ場は訪れた。

相手は偶発的な大連鎖を狙う「カエル積み」を得意とする「#2i2」チーム。1本目、中村がその作戦にのみ込まれる。代表的な折り返し技「GTR」を駆使する西潟が1本返すも、ミスで3本目を落とし、王手をかけられた。絶体絶命の4本目。何とここで、中村が繰り出したのは“目には目を”とばかりの「カエル積み」だった。

中村 大会前にそういう作戦があると聞いて。もし強い相手が来たらそれにする! って言ってたんです(笑い)。普段、他のゲームをやる時も「吹っ切る」ということは大事にしているんです。自分がやられて嫌なことは相手にとっても嫌なことなので!

西潟のアドバイスを受けながら連鎖を数多く繰り出して“カエル返し”に成功して、見せ場を作った。

惜しくも5本目で西潟がシーソーゲームを繰り広げるも敗れ、準決勝敗退。続く「神宿」との3位決定戦も5本目までもつれ込む接戦も敗れ、初の対外試合は4位という結果になった。

2人は「正直悔しいです!」と口をそろえたが、初の対外試合に中村は「すごく経験値が上がりました。とても刺激的で、またゲームがさらに好きになるきっかけにもなりました」。大会前日には2人で朝方まで通信対戦もした中村は「練習する時間もすごくすてきな時間だと思うので、また大会に参加してみたい!」。

4位の賞金は5万円。中村は「菜那子がゲーム機を持っていなかったりもするのでゲーム部の今後の活動に生かしていけたら」と部長として次に目を向けた。

<各試合VTR>

◆1回戦 ○3-2HKT48(山下エミリー、今村麻莉愛) 中村が初戦を飾り、西潟も続き連勝。山下に連敗し同点となるが、西潟の冷静な戦いぶりで姉妹グループ対決を制する。

◆準決勝 ●2-3#2i2(十味、森嶋あんり) 偶発的な大連鎖を狙う「カエル積み」を駆使する相手に苦戦。ミスも絡み1勝2敗と王手をかけられるも、中村の“カエル積み返し”でタイに持ち込む。最後は西潟が大接戦を繰り広げるも、惜しくも敗退。

◆3位決定戦 ●2-3神宿(峰島こまき、雪村花鈴) シーソーゲームの連続で一進一退の戦いを繰り広げた。最終5本目までもつれるも最後は相手の巧みな連鎖に西潟が屈し、4位となった。

○…NGT48の真下華穂(21)がBCリーグ新潟のホーム開幕、福島戦(11日、ハードオフ新潟)で始球式を務める。真下はNGT屈指の“野球女子”。オフにはチームの自主トレ見学にも訪れていた。「大役に緊張もありますが、今から本当に楽しみです。ノーバウンドの投球できるように頑張ります」と話した。