中村歩加(23)がNGT48を卒業しました。1期生として加入し、その笑顔とともに趣味や特技を生かして「らーめん部」や「ゲーム部」の部長としても活躍しました。先月26日には新潟市内のNGT48劇場で卒業公演も開催。ラストインタビューでアイドル人生を振り返るとともに、尊敬するSKE48古畑奈和(25)からもメッセージが届きました。【大友陽平】

-活動を振り返って

「研究生スタートでいろいろ苦労したこと、悔しいと思うこともあったんですけど、この7年間はずっと、ファンの皆さんと前に進んでこられました」

-特にファンとの思い出深い出来事は

「18年の選抜総選挙で64位にランクインさせていただいて、並行して(配信アプリの)SHOWROOMの企画もありました。ファンの皆さんと一緒に夢を追いかけて、かなえられたことは忘れないです」

-楽しかったことは?

「実は、卒業公演です! 一番楽しかったのが卒業公演というのも、いいのかなと(笑い)。久しぶりにフルキャパシティーの劇場のステージに立てたことが幸せでした。私のアイドル人生を感じてもらえる公演にできたと思います」

-卒業ドレスは中井りかがデザインした

「卒業生がドレスをリクエストしてたのを見ていたんですけど、自分はどういうのがいいのか、全然分からなかったんです(笑い)。りかたんに相談したら引き受けてくれて。改めてりかたんは普段から1人1人のことを考えてくれているんだなと感じました」

-らーめん部やゲーム部など、趣味・特技を生かした活動も多かった

「とにかく武器が欲しかったんです。カメラやギターに走った時期もありましたが…。スタッフさんのおかげもあって、大好きなラーメンやゲームのお仕事をさせていただきました。自分の好きなことを発信していくと、そこからファンになってくれる方もいたんです。“王道アイドル”とはちょっと違うかもしれませんが、少しはグループへの新しい入り口になれたのかなと思います。後輩たちにも、どんどん趣味を持って欲しいです」

-中村歩加にとって「アイドル」とは

「“全てをささげた場所”でした。加入当時は高校生でしたが、やり続けた配信や、公演に向けての練習もそうですし、起きてから寝るまで『私はNGT48だ』と思って活動してきた自信があります。そういう意味で、全てをささげてこられたと思っています」

-今後も芸能活動は継続する

「また新しい私を見せていきたいと思っています。卒業公演ではいろいろなメンバーに『1人では生きていけない』と言われたんですけど…(笑い)。1人でもさみしくない感じはかっこいいなと思うので、そうなれるように頑張ります」

-最後にメッセージを

「7年間応援してくれた皆さま、本当にありがとうございました! どこの場面を切り取っても何かと手のかかるアイドルだったと思いますが、応援して楽しかったと思ってもらえていたらうれしいです。皆さんに応援していただいて幸せでした。引き続き、応援してもらえるとうれしいです!」

◆古畑奈和 歩加とは博多座の舞台「仁義なき戦い~彼女(おんな)たちの死闘篇~」で出会って、いつの間にか懐いてくれて、一緒にゲームをしたり、深夜まで連絡を取り合ったりして仲良くなりました。ほかのグループのメンバーとこんなに親しくなることは今までなかったのですが、それも歩加の明るさとか、おもしろいところとか、かわいさがあってこそで、妹のような存在です。歩加には言ってないんですけど実は時間がある時は、歩加の配信をこっそり見ているんです(笑い)。これからもファンの皆さんと一緒に、こっそりと見守りたいと思います(笑い)。これまで悩み事を相談してくれることもあったり、私が聞き役なんですけど、これからもそういう存在というか、頼ってくれたらうれしいです! 卒業おめでとう!

○…レギュラー出演するTeNYテレビ新潟「嗚呼!NGT48らーめん部」(木曜深夜1時29分)は今月28日放送までの5週連続で「卒業スペシャル」と題して放送。「佐渡に“卒業旅行”というような形で、全員でロケに行かせていただきました。佐渡観光応援公式サポーターも務めさせていただいてますし、らーめん部を通しても佐渡の魅力がお伝えできるようにロケしてきたので、楽しみにしていてください!」。また、現在出演中の「DEKKY401」CMも引き続き放送される。