令和の相撲好きアイドル誕生の瞬間を目撃した。AKB48正鋳真優(まさい・まゆう=19)が2月1日、東京・両国国技館で、大相撲で23年9月に引退した元幕内徳勝龍の千田川親方(38)の断髪式に出席し、はさみを入れた。
幼い頃から新体操一筋で育ったが、幼少期によく行っていたという祖父母宅でよく見ていた大相撲中継から相撲好きになったという。関係者からそんな話は聞いていたが、SNSや過去記事では相撲についてあまり多く触れていなかった。
迎えた当日、本人に話を聞くと、目を輝かせながら相撲愛を話してくれた。お気に入り力士は元大関の高安。「小柄で強い力士の方が好き」と語り、「188センチの高安は“小柄”にカテゴリーされているのか…」と少し驚いたが、確かに過去2メートル級の力士も少なくなかったことなどから気持ちを落ち着かせて話を聞いた。「(高安は)雰囲気や戦い方がすごくいいなと思っています。頑張れ、頑張れといつも思っています」。
この日は正鋳にとって国技館初訪問の記念すべき日だった。関係者のはからいもあり“デビュー戦”が断髪式出席という大役。本番前は井筒部屋の先代おかみにはさみの入れ方をならい、「少しだけ切りました。チョッキンというくらいでいいらしいです」と笑顔で振り返った。
この日は1月31日に東京・明治神宮で奉納土俵入りを披露した新横綱豊昇龍(25=立浪)らも姿を見せ、同じくはさみを入れたほか、土俵入り披露や横綱として初めて相撲もとるなど相撲ファンを大いに沸かせた1日となった。正鋳も「今回も何かのご縁かなと思っていますし、うれしい気持ちです。大切な行事なのでしっかり気を引き締めつつ、貴重な体験を一生の宝物にしたいなという気持ちで切らせていただきました」と笑顔で話した。
現役力士らも多数、国技館に来ていたため、断髪式後には憧れの高安との対面もかなった。ずっと応援していた本人を前に思いを伝え、号泣。SNSには2ショット写真も掲載し「まさか会えるとは思っていなかったので、お会いして号泣してしまいました。一生の宝物の写真です」とつづった。
「祖父母といつか一緒に砂かぶり席(最前方の溜席)に行きたいなと思っています」と語る19歳。いよいよ今年20歳を迎え、AKB48も20周年を迎える節目の年だ。「個人でも自分の好きなことを仕事につなげながらいろんな経験ができたらいいなと思っています。力士の方と、ちゃんこ作りとかやってみたいですね。ぜひ日刊スポーツさんでよろしくお願いします!!」とアピールも忘れなかった。【松尾幸之介】
◆正鋳真優(まさい・まゆう)2005年(平17)3月1日生まれ、埼玉県出身。幼少期から11年半、新体操に励む。22年5月、AKB48の17期生としてお披露目。同9月に研究生として劇場デビュー。24年3月に正規メンバー昇格。同5月に64枚目シングル「恋、詰んじゃった」の選抜メンバー入り。グラビアなどでも活躍。長所は体が柔らかいこと。愛称まゆうちゃん。スポーツ観戦好きで相撲以外ではフィギュアスケートも好き。154センチ。血液型B。

