SNH48とSKE48を兼任する宮沢佐江(24)らAKB48グループメンバーによるミュージカル「AKB49~恋愛禁止条例~」の公開ゲネプロが10日、東京・渋谷のアイアシアタートーキョーで行われた。

 グループメンバーだけのミュージカルは、09年の「AKB歌劇団」以来5年ぶり。同作は、10年から週刊少年マガジンで連載中の漫画。男性の主人公・浦山実が「浦川みのり」としてAKB48に加入するというストーリーで、今回は国内の48グループから計16人が出演する。

 “男”役の宮沢は、9月上旬に髪を20センチ近く切って役作りしたという。「今まで男っぽい役をやったことはあったけれど、男性の役は初めて。髪の毛も気合を入れました。バリカンで刈って、襟足がジョリジョリです」と笑顔を見せた。

 初舞台となるAKB48小嶋真子(17)は「皆さんがたくさん教えてくださりました。ファンの方からも心配されたのですが、逆に『やってやろう』と気持ちが入りました。演技もしていて楽しいです」。テレビ東京系で放送されたドラマ「セーラーゾンビ」で主演した大和田南那(14)も舞台は初めて。「ドラマとは演技の仕方も違うし、ダンスもいつもの公演とは違います。全部が初めてでいろいろ経験できています」。主人公のライバル役を演じるSKE48須田亜香里(22)も「ミュージカルはいつか挑戦したかった。48グループのみんなで立たせてもらえてうれしい」と話した。

 同作は、今月11~16日に同所で上演される。