ハリウッドでは今年も今月下旬から8月末にかけて話題の作品がめじろ押し。ディズニーアニメーションの実写化や人気シリーズのスピンオフまで第2弾では7月から8月にかけて公開される注目のサマームービーをまとめて紹介します。

●「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」 7月5日全米公開 今夏日本公開

トム・ホランドを主演に迎えて製作された「スパイダーマン」の新シリーズ第2弾。前作「スーパーマン:ホームカミング」(17年)の続編は、ホームであるニューヨークから遠く離れたヨーロッパが舞台。

●「ライオン・キング」 7月19日全米公開 8月9日日本公開

ミュージカルでもおなじみのディズニーの名作アニメを実写化。雄大なアフリカの大地を舞台に1匹の子ライオン、シンバが王として成長していく物語。先日公開された予告編では実写とCGを融合させたリアルな映像が話題となり、最新技術でアニメを超えた映像体験ができると期待されています。

●「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 7月26日全米公開 今秋日本公開予定

レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットという2大スターの共演で話題の本作は、1969年に起きたカルト集団の指導者チャールズ・マンソンによる女優殺害事件の舞台となったロサンゼルスを描いた作品。メガホンを取るのは「キルビル」シリーズで知られるクエンティン・タランティーノ監督で、ヒッピー文化で盛り上がる当時のハリウッドを見事によみがえらせた予告編が話題となっています。ディカプリオは落ち目の西部劇スター、ピットは彼のスタントマンを演じ、ハリウッドの光と影が描かれています。

●「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」 8月2日日米同時公開

ビン・ディーゼル主演の大ヒットカーアクション映画「ワイルド・スピード」シリーズのスピンオフ。累計5000億円を超える興行収入を記録している「ワイルド・スピード」シリーズで、ドウェイン・ジョンソン演じる元FBI特別捜査官のホブスとジェイソン・ステイサム演じる元MI6のエージェント、ショウが、タッグを組んで史上最強の敵ブリクストンと戦いを繰り広げるストーリー。

●「ニュー・ミュータンツ」 8月2日全米公開

「X-MEN」シリーズのスピンオフは、シリーズ初のホラー映画。2度にわたって公開が延期された本作でしたが、これまでの「X-MEN」シリーズでは見られなかった戦慄のホラーテイストに仕上がっていると評判。

●「ミッドサマー(原題)」 8月9日全米公開

現代ホラーの頂点といわれた「へレディタリー/継承」(2018年)で世界を恐怖のどん底に突き落としたアリ・アスター監督の新作。スウェーデンの農村を舞台に1組のカップルの身に起こる恐怖を描いた作品。

【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)