「エンタメの火曜日」第1週はBOYS AND MENによる「素顔のボイメン」。今回は、本田剛文(28)が登場します。9月12日に千葉・舞浜アンフィシアターで開催する昼夜2回のライブ「MX夏まつり 日本全国ヒーロー化計画」の意気込みを語った。【取材・構成=松浦隆司】

ボイメンの本田剛文(撮影・加藤哉)
ボイメンの本田剛文(撮影・加藤哉)

9・12のライブ会場はかつてシルク・ドゥ・ソレイユの専用劇場だった千葉県浦安市の舞浜アンフィシアター。半円形のオープンステージと、すり鉢状に客席が配置された劇場は、ファンとの一体感を感じることができる。

本田 いつかやりたいなと思っていたステージです。平たいステージとは違い、見せ方も変わってくると思う。昼と夜では公演のサブタイトルが違います。

昼公演は「日本全国ヒーロー化計画~全国と連結!BOYS AND MENZ合体!~」、夜公演は「日本全国ヒーロー化計画~スーパーボイメン大戦!!~」。

本田 昼は少し時間が短いですが、ボイメンの名刺代わりのストロングな曲を多くラインアップし、駆け抜ける内容。夜はかなりプレミアムな演目があります。技ありの部分もあると思います。

夜は昼以上にメンバー1人1人の個性が際立つ。

本田 メンバー8人の味がよく出ると思う。みなさんには「推しメン」がある場合が多いと思いますが、応援しているメンバー以外の魅力を再発見できるライブかなと。少し視野を広くしてもらえれば、もっと楽しくなるはずです。

昼夜公演ともコンセプトは「日本全国ヒーロー化計画」だ。

ポーズを取るボイメンの本田剛文(撮影・加藤哉)
ポーズを取るボイメンの本田剛文(撮影・加藤哉)

本田 根底にあるのは「だれもがだれかのヒーロー」。ライブで大切にしているのは、ライブを見てもらった方に「明日から私たちも頑張ろう!」と思ってもらえること。今回のライブではさらにそこを大切にしたい。

新型コロナウイルスの感染拡大で、行動が制限され、ぬくもりのある人同士の交流は少なくなった。

本田 こういうご時世だから、立ち上がるときじゃないかなというメッセージを届けたい。暗い話は嫌でも耳に入ってくるからこそ、底抜けに明るい、前向きなメッセージを発信したい。

ライブのタイトルはストレートだが、愛着がわいてきた。

「日本全国ヒーロー化計画」のタイトルはものすごくストレートで、少し照れくさい。でも、応援してくれる方のヒーローでありたい。僕たちの場合は泥くさいほうが合っていると思います。

半円形の舞台全面をフルに使う。

本田 僕らはアクセルを全開で踏まないと「らしさ」が出ない。昼は昼でやりきって、夜はもう1回、エンジンをつけていく。同じだけのスピードを出せるか。これは挑戦です。

エンターテインメント性にあふれ、アーティスティックな舞台が堪能できそうだ。

◆本田剛文(ほんだ・たかふみ)1992年(平4)11月3日、愛知県生まれ。171センチ、O型。テーマカラーはピンク。

明るい表情を見せインタビューに答えるボイメンの本田剛文(撮影・加藤哉)
明るい表情を見せインタビューに答えるボイメンの本田剛文(撮影・加藤哉)

■高校時代は弓道部

約2年前から弓道の道場に再び通うようになった。高校時代は弓道部に所属。現在は2段だ。高校卒業後、ボイメンの活動で忙しく、離れていた時期もあったが「知っている限りでは、芸能界で4段の方はいない。当面は3段が目標ですが、かなり難しいかもしれないですが、5段を目指していきたい」と意気込む。芸能活動にプラス面も多い。「弓道をやっている間は弓と的と自分しかない。1つのことに向き合うことで心が整っていくところがある」。生涯、弓道とかかわっていきたいという。