乃木坂46、4期生の林瑠奈です。



残り続けるものには必ず理由がある



そう私は思っている。



文化も、お店も、音楽も。



生まれてから何十年と経っても

古さを感じさせず、

色褪せることなく残るもの。



時代が変わっても

幅広い世代から愛されること。



それがどれだけ凄いことで数少ないことか、

「乃木坂スター誕生!」で

学んだことの一つだ。



有難いことに私たちの生きる今は、

流行りを追うにも

歴史を振り返るにも便利な時代。



便利な分、良くも悪くも波の流れは速い。



「もうあの曲は古いよ」



と、半年前の流行が

あっけなく廃れたような空気になる。



時代に伴わず、

それ以上に速いスピードで物事が移り変わる。



人々の関心の浅さなのだろうか。



革新的で斬新なアイデアには

多くの注目が集まるが、

すぐに飽きられてしまうのが今の日常だ。



実際はこだわりと大きな価値が詰まった

素晴らしい代物だとしても、



表面的に評価されることが多い中では、

真の魅力に気づかれず

日陰へと姿を消すものばかりだ。



流行は回る。



流行りが長い時間をかけて回ったとき、

真の魅力に気づかれるものもある。



「1周回ってめっちゃ良いよね」



「この曲実はこんなコード使われてて…」



当時は見向きもされなかった中身が

評価される。



これが悪いことだとは思わない。



でも、現代の我々の目は

鈍くなっていると思うのだ。



昭和、平成の名曲が愛し続けられている中、

勿体無いと感じる曲が沢山ある。



残り続けるものには必ず理由がある。



その理由にしっかりと気づける人でありたい。

(ニッカンスポーツ・コム「乃木坂46林瑠奈 負けるな!しょげるな!乗り遅れるな!」)