コロナ禍が爆発的に拡大した今夏は極めてひっそり粛々と暮らしていたため、特に記すこともなかったため更新がしばらく途絶えてしまったが、感染がいったん激減したとはいえ、まだ外食や会食もせず同じ生活パターンを続けている。

というわけで依然「特記事項なし」状態ではあるものの、そうした中でごくわずかな”動き”といえば、「ゴッド」から「スーパーゴッド」に昇格したことくらいか。

ついに最高ランクに到達しわずかなる達成感に浸ったが「もうこれより上はない。後はいつか転落するのみ」という諸行無常の法則に気づき、寂寥感に包まれている
ついに最高ランクに到達しわずかなる達成感に浸ったが「もうこれより上はない。後はいつか転落するのみ」という諸行無常の法則に気づき、寂寥感に包まれている

コロナ禍が深刻になった昨春ごろから利用回数が激増した大手出前サイト「出前館」で数カ月前からついに、会員ランクの最高峰「スーパーゴッド」会員に認定されたのだ。当日誌にちょうど1年前ごろだったか、当時の最高ランクだった「ゴッド会員」になった、という話を書いたが、その後いつのまにかさらに上位の「スーパーゴッド」ができていたようだ。

現在、「出前館」には利用頻度に応じて上から「スーパーゴッド」「ゴッド」「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」「レギュラー」の6段階あり、「スーパーゴッド」は「直近3カ月間の注文回数が60回以上」だと認定される。「ゴッド」は同じ期間で「10回~59回」の人が該当する(※ちなみに1年前に当日誌に書いた時点では「ゴッド会員」の基準は同期間において「15回以上」だったから多少変わっている)。

筆者の場合、直近3カ月(※区切りが良いので7~9月でカウント)の注文履歴をさかのぼってみると、7月→31回、8月→42回、9月→29回。「直近3カ月」どころか「直近1カ月」だけでも7月と8月においては「スーパーゴッド」の基準を満たしており、それどころか3カ月で「計102回」も注文している計算で、今後さらに上のランクが新設された場合、そこにも食い込む可能性が十分ある。

思わず自分自身に「あんた、さすがに頼みすぎだよ」と突っ込みを入れつつも、個人的には多くの趣味をほとんど中止しているコロナ禍において得た、ささやかな満足感ではある。実際に先日、出前館サイドから到着が少し遅れる電話連絡があった際、思わず「はい、スーパーゴッド会員のHです」と名乗ってしまったほどである。

ただ、早くも「頂点に立ったものの苦悩」が頭をよぎり始めている。会員ランクは毎月更新されるため、今後利用回数が減るなどしたら「スーパーゴッド」から”転落”してしまうという冷徹な現実があるからだ。わずかなる喜びに浸ったのもつかの間、今後、「スーパーゴッド」という”王者”の座を維持することへのプレッシャーにさいなまれる恐れも出てきた。

よく考えたらそもそも、「スーパーゴッド」になると200円のクーポンが5枚もらえるなどの特典があるのだが、この数カ月、その座についたことに満足しきってしまい、お得な権利を使うのを完全に忘れていたことに今気づいたから、踏んだり蹴ったりである。

こんなことを書いていたら、本日14時開始の「RIZIN」がすでに始まっていた。これからスカパー!PPV(税込み5500円)の追っかけ再生で慌てて視聴しなくてはならないのでこの辺で。【文化社会部・Hデスク】