2025年大阪・関西万博の公式キャラクターの愛称が「ミャクミャク」に決まりました。名前が発表されると、SNS上では「神様みたい」など投稿が相次ぎ、「ミャクミャク様」と呼ばれるなど大盛り上がり。話題の愛称ですが、イントネーションは「ミャ右上クミャ右上ク」と「ミャ」が上がるのでしょうか。それとも? 日本国際博覧会協会に聞いてみました。

愛称は脈々と受け継がれてきた歴史や文化といった意味を込められているそう。どこにイントネーションをつければ?

担当者は「協会としてはとくにアクセントをつけず、『脈々と受け継ぐ』の漢字のように『ミャクミャク』と言っていますが、特に正しい読み方は指定していません。愛称のイントネーションにも多様性を認めていますので、自由にアクセントをつけてもらってもかまいません」と太っ腹の回答です。

歌手の「きゃりーぱみゅぱみゅ」風のアクセントでもOK? 「もちろんです。自由です」と担当者。

大阪・関西万博のキーワード「多様性」。ミャクミャクは「水の都」大阪にちなみ、さまざまな形に変化する水と、万博の赤いロゴマークを一体化したデザインです。赤い細胞と清き水が合体し、反応しあい、さまざまな姿に変化します。変化の可能性は無限大なので、イントネーションも無限大? ミャクミャクを好きな人、嫌いな人、気持ち悪いと思う人、かわいいと感じる人がいてもいい。

愛称決定後、大阪府の吉村洋文知事は「『ミャクミャク』ってかみやすいので、僕は『ミャッ君』って呼ぼうと思ってるんですけど。『ミャクミャク様』か…、神格化されているのに君付けはちょっとまずいかな」と話しました。

ちなみに、ファンレター? を送るときの敬称は「ミャクミャク様」のみ受け付け? 「いえ、いえ、様でも、君でも、ちゃんでも、とくに決まった敬称は設定していませんので、本当に自由な表現で」と担当者。大阪弁で「ミャクミャクはん」でも、もちろんOKだそう。

【松浦隆司】(ニッカンスポーツ・コム/コラム「ナニワのベテラン走る~ミナミヘキタヘ」)