乃木坂46きっての「歴女」として知られる山崎怜奈(23)の憧れは、徳川家康だった!? 自身初の書籍発売となった歴史本「歴史のじかん」(幻冬舎)について語ります。ラジオパーソナリティーとしても順調に活躍中。乃木坂46のメンバーや卒業生を戦国武将に例えた上で、3月に加入8周年を迎えるアイドル活動について語ります。

大好きな歴史上の人物を頭に浮かべて考える乃木坂46の山崎怜奈(撮影・浅見桂子)
大好きな歴史上の人物を頭に浮かべて考える乃木坂46の山崎怜奈(撮影・浅見桂子)

自身初の書籍発売を受けて「本屋さんの一部になれるのがうれしいです。どのコーナーに置かれるのか楽しみです」と喜んだ。ひかりTV・dTVチャンネルで放送された番組「乃木坂46山崎怜奈 歴史のじかん」全50回の放送から、14回を厳選して書籍化。「純粋に人間的に魅力があると思った人物たちを選びました。『アクの強い人事典』みたいな。変わった人って、面白い。テストに出てこないんで、読んでも点数は伸びないです」と笑った。

歴史を好きになったきっかけの1つは、08年のNHK大河「篤姫」という。大学受験でも日本史を選択したが「高校の時は受験のための覚える勉強もしましたけど、今はその人物がどんな人なのか興味を持って、楽しむようになりました」と明かした。

昨年10月からTOKYO FMの生ワイド番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」(月~木曜午後1時から2時55分)でパーソナリティーを務める。クイズ番組にもコンスタントに出演している。「『続ける』っていうことは、ちょっと得意なのかな、って思えるようになりました。ありがたいです」。着実にキャリアを積んでいる。

乃木坂46は今月22日にデビュー9周年を迎える。同日に前夜祭を、翌23日に9周年記念バースデーライブを生配信する。「最近はラジオパーソナリティーとして認識していただくことが増えたので、『うちの推しメンは、まだちゃんとアイドルだった』と安心してもらえるように頑張りたいですね」と意気込んだ。

初の著書「歴史のじかん」を出版した乃木坂46の山崎怜奈(撮影・浅見桂子)
初の著書「歴史のじかん」を出版した乃木坂46の山崎怜奈(撮影・浅見桂子)

歴史本にちなんで、「乃木坂46のメンバーを戦国武将に例えると?」と聞かれると、「偉そうな、無責任なことは言えないんですけど…」と恐縮した上で、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人の名前をあげた。

「白石麻衣さんとかは、信長だと思います。先陣切って、切り開いていく感じ。見た目はすごく強そうだけど、意外と仲間と一緒に進んでいくところも白石さんっぽい。秀吉は秋元真夏さん。人のふところに、すっと入っていく感じ。周りからはちょっとユニークな存在だと思われてるところも似ています(笑い)」

家康については「大器晩成。家康は出世したと言われるのが一番遅かったんですよ。だから、伊藤純奈ちゃんとか。いろんな作品に出て、コツコツ積み上げている」と説明。「私もこの3人の中だったら、やっぱり家康が一番好きですし、そうなりたい。コツコツタイプなので」と笑った。

「なかなか突発的に信長や秀吉にはなれないと思うんです。それで悩んだりする人もいると思う。だけど、何かをやり続けることで、家康みたいにもなれるんだよ、と歴史が証明してるんですよ。私は坂本龍馬のように柔軟な人間でありつつ、家康みたいにコツコツ積み上げて、徐々に世間の方に知っていただけるような存在になっていきたいです!」

地道な努力と、分析力。乃木坂46の「歴女」が“天下統一”する日が、いつか訪れるかもしれない。【取材・構成=横山慧】

初の著書「歴史のじかん」を手に笑顔を見せる乃木坂46の山崎怜奈(撮影・浅見桂子)
初の著書「歴史のじかん」を手に笑顔を見せる乃木坂46の山崎怜奈(撮影・浅見桂子)

◆山崎怜奈(やまざき・れな)1997年(平9)5月21日、東京都生まれ。13年3月加入、乃木坂46の2期生。昨年3月慶大を卒業。「れなち」「ザキさん」など多数の愛称を持つ。164センチ。血液型B。