乃木坂46池田瑛紗(21)が、自身初の選抜入りを果たした新曲「おひとりさま天国」(23日発売)をアピールした。昨年2月に加入した5期生で、今年4月には東京芸大に進学。現役芸大生とアイドル活動を両立させながら、オンリーワンの存在感を放っている。【横山慧】

アイドルと大学生の二刀流をこなす池田瑛紗(撮影・中島郁夫)
アイドルと大学生の二刀流をこなす池田瑛紗(撮影・中島郁夫)

選抜発表は「緊迫の一瞬。ドキドキドキッ、でした」と振り返った。「期待と、期待しちゃダメだみたいな気持ちが入り交じっている感覚でした。(選抜メンバーで)名前を呼ばれた時は…うわーって。糸が切れたような感じでした」と表現した。

すぐにメンバーたちから祝福された。「お隣のポジションだった金川紗耶さんと弓木奈於さんが両側から『おめでとう』って言って支えてくださって。賀喜遥香さんが来てくれて、何も言わずに両手で半泣きだった私のほっぺを優しく押さえてくれて」と回想。「同期もみんな『おめでとう』って言ってくれて。こんなに祝われていいのかな、ってちょっと申し訳なくなっちゃうくらいでした」と感謝した。

先月22日「真夏の全国ツアー2023」沖縄公演で「おひとりさま天国」を初披露した。「サプライズ初披露だったんですけど、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)のイントロがかかった時、盛り上がりをすごく肌で感じて。この曲すごいな、って思いました」と明かした。

「結構フォーメーションが動く曲で、メンバーそれぞれが目立つところが必ず1つあるんです。私は金川さんと弓木さんとちょっと目を合わせるところがあって、うれしいです」

自身もプライベートでは「おひとりさま」が多いという。「もっぱら1人ですね。だからタイトルが発表された時は、この曲だから私選ばれたのかな? って思ったくらい」と笑った。「歌詞にも出てくる焼き肉とか、回転ずしですけどおすしとか…。映画とかも全然1人で行きますね。むしろ友達と何かをしたら、それは日記に書くくらいのイベントです」と告白した。

アイドルと大学生の二刀流をこなす池田瑛紗(撮影・中島郁夫)
アイドルと大学生の二刀流をこなす池田瑛紗(撮影・中島郁夫)

3月に東京芸大合格を公表するとたちまち話題になった。現役アイドルでは超異例。「ありがたいです。自分だけの武器になるのかな、と思って心の支えになっています」とほほ笑んだ。多い時は仕事の現場と大学を2往復するなど、多忙な日々を送っている。「走り回ってます。事務所の方々もすごく配慮してくださって、お仕事の間に少し空き時間ができたら大学に行って、また戻って…みたいな感じです」と話した。

「この1年半はあっという間だった気がします。加入してすぐのドキュメンタリー映像で、『乃木坂に入ったら選抜メンバーとして活動してみたい』みたいなことを言ったんですけど、その時は言ってることの重大さが分かっていなかった。加入していろんな難しさを知って、壁にぶつかりました。まだまだ足りないものがたくさんあるので、少しでも同期や先輩方に追いつきたいです」

今月25日からのツアーファイナルでは東京・神宮球場で4日間のライブに臨む。「大きな会場なので、目をかっぴらいて、カメラに抜かれた時に皆さんのハートを射抜けるように頑張ります!」と意気込んだ。

◆池田瑛紗(いけだ・てれさ)2002年(平14)5月12日、東京都生まれ。昨年2月加入の5期生。愛称「てれぱん」。2浪の末、今年4月に東京芸大入学。TOKYO MX「小峠英二のなんて美だ!」(火曜深夜0時)レギュラー。159センチ。血液型不明。