乃木坂46遠藤さくら(22)が、今日3日発売のファースト写真集「可憐」(集英社)の見どころを語った。どこか奥ゆかしく、まさにタイトル通り「可憐」な魅力が持ち味のエース。NHK連続テレビ小説「らんまん」にも出演し、着実に心の強さも増している。【横山慧】

写真集は沖縄と、地元名古屋で撮影した。「自分だけの1冊ができるっていうのは不安でした」と控えめに明かした。ファッション誌「non-no」専属モデルとしても活躍中だが、「自分というより、お洋服とかメークを見せるほうに重点を置くので。自分がフィーチャーされるのは緊張しますね」とはにかんだ。

タイトル「可憐」は複数の候補の中から選んだ。「『可憐』ってやっぱり女性にとってすごく理想的というか、憧れじゃないですか。それを私なんかの1冊につけちゃうのは…。周りの方々に『大丈夫ですか』とすごく何度も聞き込みをしました」と照れ笑いした。スタッフからは「間違いないよ」「これしかない」と背中を押されたという。

秋元康総合プロデューサーが写真集に寄せた帯コメント「遠藤さくらは“可憐”という写真集のタイトルに照れていた。『私、可憐ですかね?』。そんな風に照れてしまう彼女だからこそ“可憐”なのだよ」も、ファンの間で話題となった。「申し訳ない気持ちもありつつ、つけるからには私自身も『可憐』な女性になっていかないとな、と思いました。ファンの方からも『ぴったりだよ』って声をいただいて、うれしかったです」と明かした。

「流れに身を任せて、周りの方のアドバイスの通りにしていたら、自分でも見たことがないような自然体の表情がいっぱいある1冊ができました。『可憐』になりきれてない写真もあると思うので、そこも含めて楽しんでほしいです」

今日が22歳の誕生日。来月には乃木坂46加入から5周年を迎える。「意外とそのままな気もしますね。自分で何か変わった感覚はないです」と謙虚だが、「最近は周りから『ライブすごく楽しそうにやるね』とか言われることも多いです」とも。「多分、今まではすごく変な方向に考え込みすぎて、緊張やプレッシャーの方が大きかったりしたんですけど、自然に気持ちが変わっていったのかもしれません」と分析した。

9月に最終回を迎えた「らんまん」では、主人公槙野万太郎(神木隆之介)と妻寿恵子(浜辺美波)の娘、千歳を演じた。夏の全国ツアーの前後で撮影するハードスケジュールだったが「こんな貴重な経験はないですし、もちろんありがたい気持ちが大きかったです。いただいたお仕事はとにかく全力でお返ししたいので」と前向きに挑戦した。

「5年前だったら『無理です、無理です』って言ってましたね。グループでも、数年前なら何でも先輩に頼ってきたけど、もうそう言ってる立場ではなくなってきちゃっているのは理解しているので。『大丈夫です』って言っちゃうことが増えたかもしれない。そういう意味では、多分自分でも気づかないけど少しずつ、強くなれているのかも…なれていてほしいです」

22歳の遠藤さくらが、一歩ずつ「可憐」で強い女性に近づいていく。

◆遠藤(えんどう)さくら 2001年(平13)10月3日、愛知県生まれ。18年11月加入の4期生。愛称「さくちゃん」。「夜明けまで強がらなくてもいい」「ごめんねFingers crossed」のシングル2作でセンター。164センチ。血液型O。

ファースト写真集について語った遠藤さくら(撮影・中島郁夫)
ファースト写真集について語った遠藤さくら(撮影・中島郁夫)
ファースト写真集について語った遠藤さくら(撮影・中島郁夫)
ファースト写真集について語った遠藤さくら(撮影・中島郁夫)
乃木坂46遠藤さくらファースト写真集「可憐」の先行カット 撮影/須江隆治(See)
乃木坂46遠藤さくらファースト写真集「可憐」の先行カット 撮影/須江隆治(See)