3月にSKE48を卒業し、イラストレーターとして活動中の古川愛李(25)が18日、東京・池袋のサンシャイン水族館で、自主製作の絵本「ちびあいりんと海の世界」「ちびあいりんのすうじのえほん」の発売記念イベントを行った。

 SKE48時代のうちわを持ったファンらをはじめ、同所でのイベントとしては過去最大規模の350人が集まった。司会から「イラストレーターで絵本作家」と紹介された古川は、大歓声を受けながら笑顔で登壇。「絵本が好きで、『こういうのを描きたいな』という気持ちが詰まってるんじゃないかな。やっと絵本が出せた」と感慨深げだった。

 絵本が同所で限定発売されることもあり、1冊はテーマを海にした。苦労したのは、マイワシの大群の場面。「トルネードがすごい迫力で、ここは絶対に入れたいと思った。力が入ったところです」と紹介した。

 漫画やアニメが大好きな古川は、本格的に絵の仕事をするために卒業した。卒業後はLINEスタンプをデザインしたほか、雑誌での新連載2本が決まるなど、早くも売れっ子先生だ。

 自分を2頭身にした「ちびあいりん」が人気キャラだが、今後は新キャラも発表していく。「ちびあいりん以外にも描きたい。愛されるキャラクターを作っていきたいですね。第1弾の絵本を作れたので、たくさんの方に見ていただけるようにこれからも本を作っていきたい」と意欲を見せていた。