サッカー元イングランド代表のデービッド・ベッカム(40)が、ガイ・リッチー監督の最新作「コードネーム U.N.C.L.E」で俳優として本格デビューしたことが明らかになった。リッチー監督が、正式にベッカムの出演を認めたもの。

 本作は1960年代の人気テレビシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」を映画化したもので、ベッカムは本人役でサッカー映画「GOAL!」(05年)に出演しているが、俳優としては本作が本格デビュー作となる。ベッカムの妻ビクトリア・ベッカムが、ツイッターに映画の特大ポスターと共に写るベッカムの写真を掲載し、「観るのが楽しみ」とつぶやき、カメオ出演がうわさされていた。役柄などは明らかにされていないが、小さな役で撮影はわずか1日だったと言う。

 リッチー監督は、ベッカムが出演してくれたことを喜んでおり、ベッカムにとっても素晴らしい経験になったと関係者は語っている。

 「コードネーム U.N.C.L.E」は、冷戦時代を舞台に敵対する米中央情報局(CIA)とソ連国家保安委員会(KGB)が手を組み謎の国際犯罪組織によるテロを阻止すべく奮闘するスパイ・サスペンス。「ブリジット・ジョーンズの日記」で知られるヒュー・グラントや「マン・オブ・スティール」のヘンリー・カビルや「ローン・レンジャー」のアーミー・ハマーら豪華キャストが出演し、日本でも11月14日に公開されることが決まっている。ベッカムは来年公開予定のリッチー監督の「ナイツ・オブ・ザ・ラウンドテーブル:キング・アーサー」への出演も決まっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)