4人組ロックバンド、SPYAIR(スパイエアー)が8日、単独野外公演を山梨・富士急ハイランドで行った。空に明るさが残る中、ボーカルIKE(31)のカウントダウンでスタートさせた。デビューまで地元・名古屋でのストリートライブで実力を磨き、ついに同バンド野外公演最多動員数の1万人に達した。

 IKEが昨年5月に声帯ポリープと急性声帯炎を併発し、全国ツアーを中断。約半年間、バンド活動を休止した。IKEはツイッターで「辞めます」とつぶやき、騒動になった。その後、名古屋で静養するIKEの元に全員が集結。話し合いの末、存続を決めた。

 昨年9月、全員で富士山に登頂。原点回帰の野外公演開催を決めた。IKEは「つらい1年で、このまま終わっていくんだろうなと。そのバネがあってこの公演で、SPYAIRは本格的に復活したと思えます。野外公演は夏の恒例行事にしたい」と前向きに語った。

 アンコールでIKEは、タオルを振り回し盛り上がる観客の動画をスマートフォンで撮りながら「すごい景色」と言った。12月にさいたまスーパーアリーナと名古屋ガイシホールでの公演開催を発表。ドラムKENTA(30)は「走っている方が楽。楽しい」と笑顔を見せた。【近藤由美子】