演歌歌手三山ひろしが35歳の誕生日の17日、東京・中野サンプラザでデビュー7周年記念コンサートを行った。

 幅広い音域と、温かみのある声質から「ビタミンボイス」の異名を取ったデビュー曲「人恋酒場」が10万枚を突破。その後は“10万枚の壁”を越えられずにきたが、2月発売の新曲「お岩木山」がついに出荷10万枚を超えた。今年発売した演歌歌謡曲では初の大台だ。この日、会場の約2000人に報告をすると、大きな拍手が湧き起こった。

 ライブ途中では、ファンと一緒に誕生日を祝った。「皆さん、入り口で配ったけん玉を手に持ってください。中野サンプラザをケーキに見立てて、けん玉をろうそくに見立てます」と説明をして、「おめでとう~」と合唱した。

 デビュー以来の念願だった、年末の紅白歌合戦初出場にも手応えを感じている。「お岩木山」のヒットを追い風に、「今年こそとの思いは強い」と晴れ舞台に思いをはせた。

 キャリア3年を誇る得意のけん玉も7月に3段を取得。「来年は4段を狙います」と宣言した。