落語家桂文枝(82)が28日、大阪市のYES THEATERでアンバサダーを務める「よしもとピン芸人倶楽部シアター」に登場した。

同公演は、新たなピン芸人のスター発掘を願う文枝の熱い思いで立ち上がった。

2回目となるこの日は、島田珠代、真輝志ら9人がネタを披露。散々ネタを繰り広げるも、アンバサダーの文枝が東京からとんぼ返りだったため、劇場入りしたのはエンディング直前で、ほぼネタを見ることができず、ゴリラの写真を見て「写真で一言」の大喜利でチャンピオンを決めることに。文枝へのごますり合戦の様相を呈した末に清川雄司が優勝した。

文枝は「60年近くピン芸人をやってきて、ピン芸人を見る目は誰にも負けない」と豪語。駆け出しの頃の明石家さんまを「ヤングタウン」に紹介したり、弟弟子の桂文珍を芸能界に引き込んだ実績を振り返り、「『ああいけるな』という人を見る目、力がある。ところが次の人がなかなか出てこないので、落語家を含めて、次なるスターを吉本から出したい。若い人の力になりたい。なんとか次なるスターを作りたい」と力を込めた。

文枝の弟子桂三実も出場し、普段の落語スタイルとは違うスタンダップ漫談を披露。「僕の弟子は前説をやったりするので慣れている。そういう人が司会をやったり番組をやったりして、他の漫才の皆さんとかに負けないように売れっ子になってほしい」と期待した。

文枝といえば先日、自身の名前や前名「三枝」の襲名について思いを語った。弟子の桂三度はラジオ番組で、東野幸治からこの話題を振られ、「そんな重たいのをつぐのはイヤ」と拒絶していたが、それを聞いた文枝は「三度がそういうことを考えていることもすごいなぁと思いますし、彼はああいう男なんで遠慮してそういうことを言うてると思う。これから、三度、三実にかかわらず、皆にチャンスがある。そういう人が出てきたら、できれば三枝を継いでほしい」と期待していた。

公演は今後も毎月最終月曜日に開催する。