米大統領選でトランプ氏が勝利したことで、芸能界にも影響が出そうだ。長年米国に在住しているタレント野沢直子(53)は、移住する可能性が浮上した。

 選挙結果判明前の9日午前、野沢はTBS系「白熱ライブ ビビット」に米国から電話で生出演。「トランプが大統領になったら国(米国)は終わり。髪形が嫌い、生理的に受け付けない」とぶっちゃけた。さらに「トランプが大統領になったら、ブラジルに引っ越しますから」とも断言。「(トランプ氏が)ここまで残った時点でアメリカ人はバカなのかと思う。絶対ないだろうと思いたいけどバカの方が多いかもしれない。心臓がバクバクする」などと独特の表現でトランプ氏や支持者を批判した。

 野沢は売れっ子だった91年に日本での芸能活動を休止し渡米。92年にバンド仲間として知り合った米国人ミュージシャン(当時)と結婚し、1男2女をもうけた。現在サンフランシスコ居住。「私は永住権で選挙権はないけれど、旦那と娘はヒラリーに入れている」と、夫と長女(23)と次女(21)がヒラリー支持であることを明言。「トランプよりはヒラリー。私の周りにはトランプの支持者はいない」と話した。

 また、9日未明には「直子のお願い」と題してブログを更新。トランプ氏が大統領になった場合、「うちはヨーロッパに引っ越す話も出てます」と、ブログでも米国脱出を示唆した。

 野沢は米国で舞台やバンドを中心に活動。所属吉本興業から月に15万円ほどといわれるギャラの支払いを受け、毎夏日本に帰国して「出稼ぎ」と称してテレビ出演などをこなしている。