夫人を亡くした後、体調を崩して休養していた上方落語界の重鎮、笑福亭仁鶴(80)が、NHK「バラエティー生活笑百科」(土曜午後0時15分)の収録で仕事復帰していたことが30日、分かった。

 同局によると、収録は今月26日に行われ、7月15、22日放送分を収録。同局は「以後もレギュラーとして出演していただけると考えております」とコメントした。

 仁鶴は5月半ばに体調を崩し、大阪・なんばグランド花月の出番など、舞台やテレビ収録を欠席。いったん復帰したが、今月2日には隆子夫人が亡くなり、その後、再び休養に入っていた。

 途中、17日には、大阪・天満天神繁昌亭で「三代目林家染丸五十回忌追善落語会」にゲスト出演したものの、当初の休養期間としていた19日を過ぎても、仕事復帰は見送り。20日に行われた読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」(金曜午後7時)の収録は「体調がまだ万全ではない」として欠席していた。

 また、7月11日からはなんばグランド花月での出演が予定されている。