カントリー・ガールズはいて心地が良くて、それは、私の年下にとけ込む能力が高いからとか、適応能力がすごいからとかそういうことではなくて、メンバーのみんなが私の居場所を作ってくれたんだなって思います。これから、カントリー・ガールズは新しい体勢で活動していくことになりますが、カントリー・ガールズがなくなるわけではありません。新曲のリリースがあったら、しっかり歌詞を覚えるくらい聴くと思うし、ライブも単独ライブとかあったら、こっそりだけど、見に行きたいなって思います。こっそりね。メンバーのみんなと約束したんですよ。すばらしい出来だったら、みんなでももちのおごりで、高級焼き肉行こうと。まあまあみたいな出来だったら、ファミレス? チェーン店? だからみんなと一緒に早く高級焼き肉を食べに行きたいなって思います。今までのようにメンバーの近くで見守ることはできないから、ファンのみなさん、5人をよろしくお願いします。

 同期や後輩が、自分たちの道に進んでいく中、次は、私の番です。卒業を決めた時、「頑張ってね」「次の道応援してるよ」って、声をかけてくれたファンの皆さん、どうもありがとう。その言葉に後押しされて、背中を押されて、よし、これは絶対に成功させてみせると、より気が引き締まりました。そして、「やだよ、ももち卒業しないで~」「生きていけないよ~」って、卒業を引き留めてくれた皆さん、どうもありがとう。こんなにも私は愛されているんだって、実感しました。

 私は本当に自分が大好きです。ステージで歌って踊って、こうしてMCしたりとか、バラエティーでニャンニャン頑張って、後輩と張り合って、同期にいじられて。どんな私も大好きです。だけど、こんなふうに自分を好きになれたのは、間違いなくファンのみなさんのおかげです。ファンの皆さんが、「ももち好きだよ」とか「ももちさすがだぞ」ってちやほや褒めてくださるから、自分に自信が持てて、さらに、自分が好きになることができました。

 (言葉に詰まって、涙をこらえる。歓声を浴びると、「フフフフフ」と照れ笑いする)

 最後になりますが、私に出会ってくれてどうもありがとうございます。「ももち幸せになってね」って言ってくれて本当にうれしかったです。でも私は、見ての通りビジュアルもいいし、愛嬌(あいきょう)もありますし、それにもって運まで持っているから、大丈夫です。みなさん。みなさんのほうが、絶対に幸せになってください。この15年間、たくさんの愛を、本当にありがとうございました!