テレビ朝日は4日、10月改編で新たな連続ドラマ枠「土曜ナイトドラマ」(土曜午後11時5分)を設けることを発表した。第1弾として、三浦春馬(27)主演の「オトナ高校」を放送する。

 舞台となるのは、深刻な少子化問題に歯止めをかけるため、政府が打ち立てた「第2義務教育法案」に基づく公的機関「オトナ高校」。異性との性体験のない30歳以上の男女「やらみそ(ヤラないまま三十路)」たちが、無理やり入学させられる学校だ。

 三浦は主人公の30歳の童貞・荒川英人を演じる。東大卒のトップバンク行員というエリートでありながら、実は童貞の“チェリート”。猛烈な恋愛&性体験願望とは裏腹に、高スペックのプライドが災いし、上から目線で人を分析したり、デートでもドヤ顔でひたすら退屈なうんちくを語る。リアルな人間関係において、あまりにも「頭でっかちのお子ちゃま」ゆえに、念願の童貞卒業にたどり着けない男だ。

 三浦は「僕が演じる荒川英人は30歳、東大卒のエリート銀行員なのですが『オトナ高校』への入学をきっかけに、それまでの自信が崩れてしまいます。同じようにワケがあって集められたオトナたちとともにそこからはい上がっていく姿に“勇気や元気”を届けられるようなキャラクターを作っていきたいと思います。きわどいワードもたくさん飛び出すチャレンジングな作品ですが、恋愛に不器用なオトナたちが悩みながらもいろんなことを学んで、本当の意味でのオトナへと成長していく、そんな作品になると確信しています」とコメントしている。