TBSの10月期の金曜ドラマ「コウノドリ」(10月13日午後10時スタート、初回15分拡大スペシャル)の主題歌がUruの新曲「奇蹟」に決まった。30日、同局が発表した。

 Uruは、本名や年齢が明かされていないため「謎だらけのシンガー」として音楽ファンが早くから注目してきた。「奇蹟」はUruがドラマのために歌詞を書き下ろし、デビュー時から大切に温めてきた楽曲だ。音楽プロデューサーの冨田恵一氏がアレンジした切なくも優しいバラードに仕上がっている。

 ドラマは、講談社「モーニング」で現在も人気連載中の鈴ノ木ユウ氏が描く同名のヒューマン医療漫画が原作。2015年10月期にTBSでドラマ化され、産科医療の現場をリアルに描写して好評を博し、続編の放送が決まった。

 前作に続き、産科医と天才ピアニストの2つの顔を持つ主人公・鴻鳥サクラを綾野剛が演じる。綾野剛は「命は希望だ。Uruの歌には命が寄り添っている。呼吸するように、産声を上げ、心を宿しています『奇蹟』を通して、喜びと不安と希望と現実を、力強い歌声で、ご家族に寄り添い届けてくださいました。ドラマ『コウノドリ』を照らす光です」とコメントした。

 Uruは「主題歌を歌わせていただけることになり、すごく感慨深く、うれしく思っています。歌詞を書きながら、命が生まれる奇蹟や、それを大切に思う気持ち、それら全てと一緒に生きていくということもまた、奇蹟なんだということに気づきました」と話している。