演歌歌手福田こうへい(41)が15日、岩手・盛岡市内の病院に緊急入院した。関係者によると、数日前から声が出にくい状況が続き、「まったく出なくなってしまった」という。

 かかりつけ医に診てもらうと「過労が原因。副鼻腔(びくう)炎、咽頭炎、声帯炎、急性憎悪喉頭炎で2週間の入院が必要」と診断されたという。15日に熊本市で行われたNHKの復興支援コンサートの出演はキャンセル。今週末の東日本大震災の復興支援ライブなど、仕事が立て続けに入っているが、当分は静養と回復に専念する予定だ。

 「日本一の民謡歌手」の称号を持ち、12年に「南部蝉しぐれ」で演歌歌手としてメジャーデビュー。昨年まで、NHK紅白歌合戦に3回出場している。全国各地の公演は大盛況で、今年2月には明治座で初の座長公演を行うなど多忙を極めていた。