嵐の二宮和也(34)が27日、NHK「あさイチ」に生出演。自身が「俳優ではなくアイドル」だと語る真意を明かした。

 15年に公開された山田洋次監督作「母と暮せば」で第39回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞に輝くなど俳優としての評価は高い二宮だが、「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」で共演した俳優の綾野剛は、二宮が「僕は役者じゃなくアイドル」と発言していたことが印象に残っていると語った。

 この発言について二宮は「僕が嵐やってなかったら多分(映画に)呼ばれてないです。それはやっぱり忘れちゃいけないと常に思いますね。自分が同じ年数、俳優さんのお仕事だけをやらせてもらって呼ばれる現場だったかなと思うと、やっぱりそうではない」と謙虚に語った。

 また二宮は、映画などの作品が最近では俳優のほかにもアーティストや芸人など他ジャンルから集まったキャストで作られていることに触れ、「自分もその一端として呼ばれてるのであれば、自分は“俳優”になってはいけないなっていうのがどこかにある。アイドルとして歌番組とかコンサートとかキラキラした中で得た感覚をいかせる特性の枠で呼ばれているんだろうなと思うと、『おれは(俳優だ)』という感じにはならなかった」と語った。