太賀(24)の主演映画「ポンチョに夜明けの風はらませて」(広原暁監督)の初日舞台あいさつが28日、東京・新宿武蔵野館で行われた。

 高校最後の旅を描いた作品。青春時代に戻れるなら何をしたいか聞かれた太賀は迷った末に「バリケード封鎖したいです、学校を」と回答。中村蒼(26)は「バリケード封鎖はやらないでほしいですね。世の中からなくなってほしいです」と冷静に受けると「部活をしたり、バイトとかしたい。『僕がいないと回らなかった』とか言ってみたいですね」。高校時代に仕事を始め転校したため、地元の福岡と東京、どちらの学校も中途半端になってしまったと話した。

 矢本悠馬(27)は、中学生のころテスト中に出てしまったおならが、前の席の子がしたことになってしまったと明かし「俺だって言えば良かった。1週間くらい言われてその子がつらい思いをしているのを見て、さらにつらくなった」と、後悔を込めて語った。さらに「おならってもっと幸せなものになっていけばいいのに。だってした方が絶対いい!」と力説していた。

 佐津川愛美(29)は、撮影中に太賀、中村、矢本らが楽しそうに過ごしているのを見て「男の子になって戻れるなら、バカっぽい青春を過ごしたい。アホな話しかしてないけど、幸せそうだった」。

 ほかに原作者の早見和真氏が出席。