ジョニー・デップ(54)の元資産管理会社だったTMG社が米国時間の6日、デップに対し、ロス市内にある5つの不動産の売却を求める差押え申請を行ったことがわかった。

 ハリウッド情報サイト「Deadline Hollywood」の報道によると、TMGおよび元財政顧問らは、TMGが2012年、デップのために借りたローン500万ドル(約6億円)を返済するため、5つの不動産を売るべきだと主張しているという。

 TMGが裁判所に提出した書類によると、「デップはローンの利息と元本の一部を支払ったが、2016年3月に元管理会社TMGを解雇した後、デップと新たな財政顧問が支払いを拒否した」と主張。デップには、あと440万ドル(約5億円)のローン返済が残っているとしている。

 デップは今年1月、TMGおよび元顧問らが資産管理を怠ったとして、2500万ドル(約28億円)の損害賠償を求める裁判を起こした。それ以来、デップとTMGとの間で、泥沼の争いが続いている。(ニューヨーク=鹿目直子)