NHK BSプレミアムの連続ドラマ「平成細雪」(来年1月7日スタート、日曜午後10時)の制作発表が25日、都内で行われた。

 作家・谷崎潤一郎の原作の時代設定を、戦前からバブル崩壊後に置き換えて、大阪・船場の名家に生まれ育った4姉妹の生き様を描く。4姉妹を上から中山美穂(47)高岡早紀(45)伊藤歩(37)中村ゆり(35)が演じる。

 長女役の中山は「長女というより、母親のように描かれています。『平成細雪』だけど、私1人で昭和を背負っている感じ。船場言葉が難しくて苦労しました」。次女役の高岡は「『細雪』という題材は、古くからから多くの先輩たちが演じてきたものでプレッシャーがあった。現場では気心の知れた美穂さんに支えられて、本当の4姉妹のようでした」と笑った。

 三女役の伊藤は「『平成細雪』という題名が大好きです。あと何年か後に平成というのが終わってしまう時に出演できるのは光栄です」。四女役の中村は「年がら年中、反抗期のような役でしたが、怒りの裏には悲しみもあるんだと思います。撮休の日に、(撮影所のある)京都でいろいろなお寺に行きました。カップルばっかりの所に1人で紅葉を見に来ている女ってどうだろと思いました」と笑った。