タレントの大竹まこと(68)が、インフルエンザのため、MCを務める文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」(月~金曜午後1時)を休養していることが6日、同番組の生放送で発表された。

 大竹は前日5日の放送から「声が出ないほどの悪寒」(番組関係者)のため休養していたが、この日、火曜パートナーのはるな愛(45)が番組の冒頭でインフルエンザB型に感染したことを説明。週明けにも復帰する見通しを明かした。

 番組では、前週に風邪の症状を押して出演した、はるな愛が大竹に感染させたことを疑われたが、はるなは「私はただの風邪でした~」と“犯人捜し”の雰囲気を一蹴した。

 大竹は今月1日、大麻取締法違反(所持)容疑で会社員の長女が逮捕されたことから同局で会見を開き、父親の立場から騒動を謝罪。翌2日の番組では「今日からも放送を続けられるようになりました。文化放送の方から、休まずに続けていただきたいとのお話をいただきました」と話していた。

 しかし、騒動から週が明けた直後の5日、突然の番組休養にリスナーや関係者からは心労を懸念する声も聞かれていた。同じシティボーイズのメンバーで半世紀の長い付き合いがある、きたろう(69)は前日5日の放送で「弱り目にたたり目。意外に繊細なんだよな。病院に行くタイプではないが、診察してもらって今後の出演を判断する」と説明していた。

 同番組は2007年(平19)5月からスタートして11年目に突入した帯番組。長年、同時間帯の聴取率首位をひた走り、直近1月の聴取率調査でもトップの座をキープしている人気番組だ。

 今回の騒動を受けてリスナーからは「大竹さん放送を続けられて、再び声を聴くことが出来る日常に感謝しています」、金曜パートナーの作家室井佑月氏(47)からは「大竹さんが来ない(番組を降りる)なら私も来ない」など、共演する女性陣からも厚い信頼関係を示す声が出ていた。

 ライバル局のTBSラジオでは、評論家の荻上チキ氏(36)からもMCを務める「荻上チキ・Session-22」の放送で「ラジオを通した言論の自由の場をこの騒動で奪われてほしくない。文化放送は他局ですが、大竹さんにはぜひ、番組を続けてほしい」と、局の枠を超えた激励が寄せられていた。