TBS系で20日夜に放送された、吉岡里帆(25)主演の「きみが心に棲みついた」(火曜午後10時)最終話で、吉岡演じる主人公の小川今日子(キョドコ)と桐谷健太演じる漫画誌編集者・吉崎幸次郎の結婚というハッピーエンドと、向井理演じるキョドコの勤務先の下着メーカー「ラプワール」の上司で元交際相手の星名漣のイケメンぶりと、今後の行方がはっきりしないエンディング双方に話題が沸騰している。

 最終話では、星名がセクハラ&パワハラ疑惑で出向元の帝光商事に戻らされ、周囲との連絡を絶った中、ラプワールに星名の姉から母郁美(岡江久美子)が倒れたと連絡が入る。キョドコは1度、会いに行くが、その後、郁美は末期がんで亡くなったと連絡が入る。キョドコは、帝光商事を辞めて音信不通になった星名を探しに、母校の大学に向かい、練炭自殺しようとしていた星名を見つける。「助けに来たんです」と言うが、星名から「これで人を殺すのは2度目だからな」と父を刺し殺した過去を告げられ、あっけにとられている間に意識を失い、自殺の道連れになりかけたところを、1度は自分をふった吉崎が救出に入り、一命をとりとめた。一方、星名は病院を飛び出し、行方不明になってしまった。

 そして1年後、吉崎が担当する漫画家スズキ次郎(ムロツヨシ)の日本漫画大賞授賞式の帰りに、吉崎が街中で路上に落ちていた女性ものの靴を拾い、探していたキョドコとバッタリ再会し、その後、2人は結婚する。その結婚パーティーの最中に、星名がキョドコに言うくちぐせもつづられた「Happy Wedding キョドコのくせに」と書かれたメッセージカードが添えられた花束が届く。その後、白いコート姿の星名が、街中で振り向いて狂気を秘めたような笑いを浮かべ、1人、歩き去るシーンで最終話は終わる。

 ツイッター上では「ハッピーエンド」、「結婚して良かった」、「吉岡さんの演技がすごかった」、「吉崎さんが幸せで良かった」との声が寄せられた。一方で「星名さんがかわいそう」、「星名さんが心に棲みついた」、「星名さんは怖すぎるけど向井さんは格好いい」、「都会の街中に消えた星名さんのその先が気になる」、「スピンオフ希望」など、向井や星名を推す声が相当数、あった。また「ムロさんがいたから、最後まで見続けられた」、「スズキ先生がいい」など、ムロへの反響も大きかった。