鈴木亮平主演のNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜午後8時)8日放送の第13話の平均視聴率が13・0%(関東地区)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週視聴率は14・1%だった。最高は、第5話の15・5%。

 主演の鈴木亮平(33)が「大河を背負う覚悟をしっかり持ち、西郷さんに負けないように西郷隆盛という大きな男に相撲を挑む覚悟」と語った作品。脚本の中園みほ氏は「原作に師弟愛、男女の愛、ボーイズラブまでラブストーリーがちりばめられています」と、大河史上初のボーイズラブを描く可能性を示している。

 第13話は、篤姫(北川景子)の輿(こし)入れを無事に終えた吉之助(鈴木亮平)は、斉彬(渡辺謙)からねぎらわれる。その後、3年ぶりに帰郷することとなった吉之助は途中、京都で近衛忠煕(国広富之)や月照(尾上菊之助)に出会う。薩摩に戻った吉之助は家族や正助(瑛太)たちと再会。郷中仲間は酒の席で質問攻めにするが、吉之助は話すことができず険悪な雰囲気になる。正助は自分が結婚することを発表し場を和ます。そんなとき老中阿部正弘(藤木直人)が急死し、斉彬は江戸に戻ることになる。吉之助は斉彬に、正助を同行させてもらえるよう頼み許可を得るが、その行為に正助は激高し、けんか別れになる。しかし正助は妻・満寿(美村里江)に諭され旅立つ、という内容だった。