女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)6日放送第5話の平均視聴率が19・7%、7日放送第6話の平均視聴率が17・8%(ともに関東地区)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

 妻を亡くしてから落ち込んでいる祖父・仙吉(中村雅俊)のため、鈴愛(矢崎由紗)は律(高村佳偉人)らと糸電話プロジェクトに取り掛かるが、川の大きさを目の当たりにし呆然とする。鈴愛の両親の晴(松雪泰子)と宇太郎(滝藤賢一)も仙吉に元気を取り戻してもらおうと囲碁やギターをすすめるがうまくいかない。そんな中、鈴愛と律は、同級生の手を借りて糸電話でお互いに名前で呼び合い、幅広い川の対岸に声を渡すことに成功した。しかし、律が川に落ちてしまう。律の母・和子(原田知世)は鈴愛の膝のケガを治療した後、律を叱りお尻をたたき、糸電話は没収されてしまう。そのころ、タバコを買いに行く途中、自転車で転倒した仙吉は、岡田医院で打撲と診断され帰途に。付き添った晴に、院長の貴美香(余貴美子)は「老いはいきなりやってくる」と気をつけるよう伝えた。翌朝、朝食を食べている楡野一家のもとへ和子が糸電話を持って訪れる。